お料理教室Orange/オランジュのリクエストクラス。

先週は「日本酒に合うお肉料理を学ぶ」がテーマでした。

 

メインは経産牛の味噌漬けです。

牛肉の味噌漬けには逸話があります。

 

日本では仏教の教えに従い肉を食することは長い間禁止されていました。

 

そんな中、近江の彦根藩だけでは

牛肉の味噌漬けが作られていました。

公の名目はお薬。

そしてそのお薬は徳川将軍家や御三家に献上品として贈られてきました。

 

しかし熱心な仏教信仰者だった井伊直弼が彦根藩主になると、

仏教の教えに従い、牛肉の味噌漬けを作ることを止めてしまいます。

 

この事を牛肉の味噌漬けが大好物だった水戸藩・徳川斉昭は残念に思い、

彦根藩に対して牛肉の味噌漬けをなんとかして贈ってくれないかと頼みます。

ところが井伊直弼は断固として断り続けたそう。

 

後に桜田門外の変で水戸藩士によって井伊直弼は最期を迎えます。

牛肉の味噌漬けを贈らなくなったことが徳川斉昭との不和をまねき、

それが遠因となり桜田門外の変につながったとかつながっていないとか。

 

真実はわかりませんが、美味しいものはいつの時代も罪作り。

 

この日は日本酒のあうお肉料理を学ぶとのことで、

メインは牛肉の味噌漬けを。

 

 

「経産牛の味噌漬け」

 

作り方は通常の味噌漬けとはちょっと違います。

 

経産牛に合わせた味付けをしました。

我ながら日本酒が進む味付けです。

 

付け合わせは季節柄夏野菜ですが、

長葱や根菜類などこれからの季節に美味しくなるお野菜が合いそうです。

 

そしてその他には、

 

 

「ほうき鶏胸肉のしっとり煮と丸茄子、ゴーヤの冷やし鉢」

 

ほうき鶏のしっとり煮は何度かご紹介しておりますが、

夏らしく冷やし鉢にしました。

出汁はほうき鶏を煮る時の出汁を使っています。

手間いらずの一品です。

 

 

「鶏皮のカリカリ焼きと香味野菜の和え麺」

 

しっとり煮を作った時にでる鶏の皮を香ばしく焼いて細切りにし、

香味野菜と合わせて味付けします。

それを冷たく冷やした稲庭うどんに和えていただきます。

 

シンプルな調味料しか使わず素材を活かす味付けに。

さっぱり頂けると好評です。

 

 

「カラフルプチトマトとオクラの和風マリネ」

 

こちらも調味料に漬け込むだけの簡単常備菜です。

山椒を効かせています。

 

そのまま食べても細かく刻んでお料理に使っても良い、

あると便利な一品です。

 

ご参加のみなさま、ありがとうございました!

 

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