アーティチョークの食べ方を知る第三弾
いちばんポピュラーな食べ方から。
こちらが茹で上がったアーティチョークと茎の部分です。
茹でたもので食べられるのは3つの部分。
まずは、ガクの付け根の部分。
ぺりぺりと下の方から、はがすようにしてはずしていきます。
写真ではキャラウェイと塩をつけながら食べていますが、
簡単なところですとバターソースやマヨネーズなどでももちろん美味しいです。
と言っても食べる部分はごくわずか
ガクの付け根の膨らんでる部分を歯でしごいて食べます。
これを食べると、
これ
冗談ではないのであしからず。
でも食べてみるとわかるのですが、
ほっくりとして少しつるっとした食感で、
とっても美味しいんですよ。
日常でよく食べるもので表現すると里芋の赤ちゃんの「きぬかつぎ」に似ているかな?
どんどん食べ進んで、これくらいになるまでむきむきしていきましょう。
そしてここからさらに美味しい部分を取り出します。
まずは縦半分に切りましょう。
そうすると生のときに見た部分が出てきます。
これも同じように上の部分と、絨毛の部分を取り除きます。
生のときより簡単で、ホロリと取ることができます。
写真左のものが、可食部です。
この部分は、ほっくりとして美味しいので、
サラダでもパスタの具にしても抜群です。
そしてあまりクセがないのでどんなお料理にも応用可能です。
この季節ならでは、同じ桑高農園さんの新玉ねぎと、
静岡といえば桜えびということで、静岡贔屓のカルパッチョにしてみました。
「アーティチョークと新玉ねぎのサラダ」
《材料・分量(2人分)》
アーティチョーク(茹でて下処理したもの) 1個分
新玉ねぎ 1/2個
桜えび 大さじ2
オリーヴオイル 大さじ1
白ワインヴィネガー 大さじ1/2
塩 小さじ1/3
《作り方》
①アーティチョークは縦にスライスする。
②新玉ねぎは皮を取り除き、縦にスライスする。
③皿に新玉ねぎを入れ、アーティチョークを散らす。その上から桜えびを散らす。
④塩、オリーヴオイル、白ワインヴィネガーをかけ、良く和えていただく。
桜えびの塩分によって、塩は加減してください。
そして、食べることのできる最後の部分は茎の中心部です。
茹であがりです。粗熱が取れたら、半分に切ります。
中心部だけ繊維が少なくてほっくりしているのがわかりますか?
ここをスプーンなどですくいます。
水気が多く、しっとりしています。
あまり強くすくってしまうと、スジが入ってしまうので、
欲張らずに食べられそうなところだけにしましょう
また、下に行くほど苦味がありますので、
ちょっと味見をしながらすくいます。
かなり量が少ないので、ディップなどにすると良いですね。
「アーティチョークの茎のディップ」
《材料・分量(2人分)》
アーティチョークの茎(上記の方法で下処理済) 2本分
オリーヴオイル 大さじ1
塩 小さじ1/3
白こしょう 少々
《作り方》
①茎の中心部分のペーストに調味料を混ぜ合わせる。
とっても簡単です。ほんのり苦味があり、ふきのような味わいです。
写真のようにクラッカーにぬっても良いですし、
焼いたお魚に添えても大人の味わいです。
また、クリームチーズ、マヨネーズとツナ、などとペーストにしてもまた違った味わいになります。
量を増やしたいときには、玉ねぎのみじん切りなどを加えても良いでしょう。
アーティチョークはとっても美味しいので、
ぜひ見かけたらチャレンジしてみてくださいね
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