夏といえば、どーしても食べたくなるものが、
モンサンミッシェル産のムール貝

もうずいぶん前になりますが、
とあるビストロで食べてからその虜になってしまいました

そのころは日本で個人で入手するのは難しかったのですが、
いまでは空輸で新鮮なモンサンミッシェルのムール貝を手にすることができます。
食いしん坊な私たちには嬉しいことです

週末のメインは「モンサンミッシェル産ムール貝のマリニエール」
とっても難しそうな響きですが、実はとっても簡単なんですよ

〈材料・分量(4~6人分)〉
モンサンミッシェル産ムール貝  700g
ベルギーエシャロット      1個
(日本のエシャッレットの場合には4~5個)
セロリ             1本
にんにく            1片
オリーヴオイル         大さじ1
白ワイン            300cc
タイム             10枝程度
白こしょう           少々
無塩バター           10g

〈作り方〉
・ムール貝は噛んでいる海藻を引き抜き、殻を良く洗い、ざるにあげておく。
・大きめの厚い鍋にオリーヴオイルと、
みじん切りにしたエシャロットとセロリとにんにく、
そしてタイム半量を入れ、火にかける。
・香りが出て来たら、ムール貝を投入し、殻にオイルが回るように軽く混ぜ、
白ワインを入れてふたをして蒸し煮にする。
・殻が開き始めたら、残りのタイムを加え、
こしょうをし、無塩バターを投入しふたをして、完全に開くまで加熱する。
・全体を軽く混ぜ、お皿に盛りつけてできあがり

「モンサンミッシェル産ムール貝のマリニエール」

作るときのコツは、全ての貝が開ききらないときに、
最後の調味料を入れてしまい、
加熱しすぎないようにすること
プリプリの食感が楽しめます。

食べるときにもコツがあります。
ご存知の方も多いと思いますが、
手になじむサイズの貝をひとつ利き手につまんで「ピンセット」のようにして、
もう一方の手に持ったムール貝の身をつまんでそのまま口に運びます。
ヨーロッパでは良く見かける光景。
身体の大きなムッシュが、
両手にムール貝を持って、むしゃむしゃ食べている姿は、
ちょっと愛嬌があります

身は食べ終えても楽しみがまだまだ

ベルギーやフランス北部では「ムール・フリット」といって、
フライドポテトが付け合わせに付いてくるのが一般的です。
このポテト、そのまま食べても美味しいのですが、
だし汁に浸して食べても絶品
良く出来た料理です。

フライドポテトでなく、単純にパンに浸して食べてもとっても美味しいこのスープ。
我が家ではパスタを投入し、
スープパスタで最後まで頂くことが多く、
これまたこの上もなく幸せ

パスタの作り方はまた後日

夏の盛りにムール貝のマリニエール、
是非お試しくださいね。